すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


瀬田の唐橋(滋賀県大津市)





広重の近江八景、「瀬田夕照」
(Wikipediaより)







歴史上とても有名な、瀬田の唐橋に行ってきた。
さて、何から書いたらいいのか。



瀬田の唐橋は、琵琶湖から流れ出る瀬田川に架かる橋。
古来、「唐橋を制する者は天下を制す」と言われ、歴史上の様々な戦いの舞台となってきた。
中でも壬申の乱では大友皇子陣営と大海人皇子陣営の最後の戦いが行われ、大海人皇子が圧勝して大友皇子を自決に追い込んだ。
そして都は近江から再び飛鳥へ遷されることになった。









まずは瀬田川沿いにある「夕照の道」から。



瀬田川に沿って、こんな感じ。
車の中から車が停車したときに撮影。

夕方ではなく、午前の日差し


ちょっと前まで雪が舞っていた。


おっと、瀬田の唐橋が見えてきた。


車から降りて写真を撮ったら素晴らしい写真が撮れると思う。




まきの板も 苔むすばかり なりにけり いくよへぬらむ 瀬田の長橋 大江匡房(新古今和歌集)



望月の駒ひきわたす音すなり 瀬田の長道橋もとどろに 平兼盛







さて、車は唐橋を渡っているところ。

渡った後、撮影ポイントを探した。


これなんか、まあまあショット!
瀬田川の右岸から東を望む。


こんな説明板があった。
瀬田の唐橋と言えば、ムカデ退治。どんな内容だったかな?







せたから先あはづかただの駕篭、比良石山やはせらせてみい 蜀山人

近江八景が全て詠い込まれている
素晴らしい!



この屏風には近江八景が全て描かれている。






【後日談】

2017年1月、夕方の瀬田の唐橋を撮影できたので追加掲載

これこそ「瀬田夕照」であろう









いろいろ書くことがあったけど、なんやったかな





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