すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
群馬県高山村には、あわび姫と小野俊明の悲しい恋の伝説が伝わっている。 恋の願いを叶えたい人は「添うが森」へ、離縁したい人は「添わずが森」に行くと良いらしい。 現地の案内板を転記する。 |
添うが森と添わずが森 天慶七年(九四四年)の八月、あわび姫は一子小太郎を伴い、熱退を訪ねてはるばる慕ってきたのに、熱退はどうしても逢いませんでした。そしてあわび姫に一首の歌を送ったのです。
熱退和尚は病気となって「吾れ死なば鳥見塚の向いの地に埋めよ」と遺言し、一首の歌を遺して亡くなりました。
注 「かがやく」とはこの地方の言葉で、探し求めることをいう。 平成二十四年十月設置 高山村教育委員会 |
■ 現地訪問 添うが森 ![]() この茂みの向こうに見える鳥居のところに案内板が見える。そこに小さな祠があるはずだが、真夏(8月のお盆)だったので道が藪で消えていた ![]() 歳をとってから、虫や爬虫類が苦手になり、訪問を断念 ![]() 鳥居や案内板にはたどり着けなかったが、「添うが森」としての全景写真は撮れた ※ 「添わずの森」は気がつくと車で通過していました |