すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


墨俣(岐阜県大垣市)




いや〜、戦国時代ファンでないし、学生時代に日本史を勉強しなかったので、「墨俣一夜城」といってもピンとこない。

ただ「十六夜日記」に墨俣で詠んだ歌が二首もあるので、とりあえず墨俣には行かざるを得ない。

ただ墨俣には墨俣城のほかにどこも行くような場所はなかった。




そんで、墨俣城に到着


長良川の川沿いに立派な天守閣が聳えていた。



どうもこの日は犀川樋門改築工事のためか、入場できない様子だった。


この橋を渡ったところの「一夜城址公園」に十六夜日記の歌碑があるという情報があったが、残念であった。






【十六夜日記】

洲俣とかやいふ川には、舟をならべて、まさきの綱にやあらむ、かけとどめたる浮橋あり。いとあやふけれど渡る。この川、堤のかたはいと深くて、かたかたは浅ければ、

かた淵の深き心はありながら人目づつみのさぞせかるらむ 阿仏尼(十六夜日記)

かりの世のゆききとみるもはかなしや身をうきふねのうき橋にして 阿仏尼(十六夜日記)
一夜城址公園に歌碑

とも思ひつづける。






十六夜日記では、墨俣で舟を浮かべた浮橋で長良川を渡ったようだ。


これが墨俣付近の長良川。
浮き舟をつないで橋が作られていたのだろう。















五分くらい考えてますが、なにも書くことがありません。





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