すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


すりこばち坂(横浜市栄区)






ひだるさに宿急ぐとや思ふらむ路より名のるすりこばち坂 道興准后(廻国雑記)


廻国雑記ネタ

旅僧の道興准后が東国遊歴で武蔵野から鎌倉へ向かう途中、「すりこばち坂」で詠んだ歌。

「ひだるさ」とは空腹のこと。

ここに至る前に、「餅井坂」という場所で餅を食べ損ない、この「すりこばち坂」で更にひだるさが増していく、という意味。
(「餅井坂」の項目を参照)









■ 「すりこばち坂」の現在の様子


大雨だった






すごい雨で、車から下りることも出来ず、とりあえず車の中から写真を撮った。

横浜市立小菅ヶ谷小学校の西側の坂道。

もう一ヶ所、「すりこばち坂」の候補地があるらしいが、こちらの方が車で行きやすかった。
















どこにでもある坂でした





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