すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


橘の小橋(京都市宇治市)




源氏物語といえば、

宇治十帖、しかも「浮舟」だろう。

匂宮が薫のふりをして浮舟に近づき、
浮舟は情熱的な匂宮に心を惹かれ、
ある日二人は逃避行を決行

宇治川の中の橘という小島で遊び、その後対岸に上がり、二日間にわたって夢のような時間を過ごした。


このときの歌

年経とも変はらむものか橘の小島の崎に契る心は  匂宮 


橘の小島の色は変わらじをこの浮舟ぞ行方知らやむ 浮舟 


このくだりは源氏物語の中でも最高の場面のひとつ。

(更級日記の作者も少女時代にあこがれたシーンらしい)



宇治橋から橘島(写真真ん中)を望む



これが橘橋
宇治川の左岸と橘島に架かる



橘島



浮舟と匂宮の像(朝霧橋東詰)
 

 


 








家族と行きました。
平等院の前の土産物屋さんで、真冬なのに
家内と娘は抹茶ソフトクリームを食べてました。







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