すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


高倉山(岡山県高梁市)





大嘗会の主基方(天皇即位に米を献上)の関連で詠まれている。

「高倉」という地名が縁起が良いとされているようだ。



打ち群れて高倉山につむものは あらたなき世のとみ草の花 藤原家経(詞歌和歌集)
あらた・・・荒い田


白玉の塵といふなる雪なれば 高倉山に降りぞ積れる 藤原経衡(大嘗会和歌集)


雲の上に萬代とのみ聞こゆるは 高蔵山の聲にぞ有ける 新千載和歌集











高倉山は、備中松山の南、高梁川が支流の成羽川との合流地点にある。
写真で見ると一般的な山であるが、実際に見ると、固まり感のある山容は神々しいものを感じた。














くもりの日でしたが、撮影の瞬間晴れました





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