すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
高の原(奈良市)
<万葉故地、高の原の航空写真> |
長皇子の志貴皇子と佐紀宮に倶に宴せる歌
秋さらば今も見るごと妻恋に鹿鳴かむ山そ高野原の上 | 万葉集 |
近鉄高の原駅の入り口に歌碑
この万葉歌は、詞垣にもあるとおり、長皇子と志貴皇子が佐紀の宮で宴を催した時に詠んだもの。 佐紀の宮の北側の山地の古称が「高野原」であった。 高野原に棲む鹿が妻を呼ぶために鳴いている情景を詠んでいる。 戦後の高度成長期に、この地は「平城ニュータウン」として開発された。上記万葉歌の由来により、近鉄京都線の駅名を「高の原」とした。 現在では駅横にイオンモールが開業し、京都大阪のベッドタウンになっている。 奈良県北部を散策したときに訪問した。 ![]() 右が近鉄京都線と高の原駅、左がイオンモール高の原 ![]() 近鉄高の原駅。ニュータウンの誕生とともに開業。 ![]() どうでもいいのだが。 ![]() イオンモールがあった。 これ以上、なにも書くことがない。 |