すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


川島(滋賀県高島市)








かはしまの松の木陰の円居(まどゐ)には千代の(よはひ)も延びぬべきかな 藤原清輔



琵琶湖に流入する河川の中で最大規模の安曇川。

京都市北部に源を発し、花折断層の谷筋を北流し、朽木から峡谷を経て高島市で琵琶湖に注ぐ。

高島市では広大な三角州を形成し、地図で見ても琵琶湖に突き出ている。






「川島」は三角州の川の中にある島の意味で普通名詞のような地名であるが、違った。

なんと天智天皇の皇子の川島皇子の御領だったことから「川島」になったとのこと。

そして、川島皇子は常に松を愛したので、『川島の松』は名所で歌枕とされた。


え〜、分かったような分からないようなエピソードであるが、現在も安曇川の南岸に川島の集落がある。









■ 現地訪問




川島の集落



田植えを終えたばかりの水田の向こうに川島の集落



村の鎮守社、阿志都彌神社に行ってみたが、なにもなかった
川島皇子が愛したとされる松の木もなかった



川島は「手づくり郷土賞」の国土交通大臣賞を受賞したようだ
これはどんな賞なのだろうか




(ストリートビュー)
集落の様子







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よく分らない訪問でした







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