すさまじきもの 〜歌枕
★
探訪〜
高月山
(岡山県井原市)
霧はるる
たかつきやま
の月影に
つら
もみだれず雁は来にけり
藤原輔博
(夫木和歌抄)
「つら」は列のこと。
夜霧が晴れ、高月山の月影を、雁が首領を先頭に列を作って飛んでいる様子を詠んだもの。
この歌の感想として、雁は夜に寝ず、みんなで飛ぶという習性があることに驚いたし、そういえば有名な切手の「月と雁」は月夜に雁が複数で飛んでいる構図になっている。
昔は雁も日本国中にたくさん居て、狩の対象になっていたようだが、現在では個体数が減り禁猟となっている。
特に感想ありません
copyright(C)2012
すさまじきもの〜「歌枕」ゆかりの地☆探訪〜
all rights reserved.