すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
ぬばたまの 夜霧は立ちぬ 衣手を 高屋の上に たなびくまでに | 万葉集 | |
(ぬばたまの)夜霧が立ち込めてきた。(衣手を)高家の付近にたなびくほどに (桜井市観光情報サイト) |
悲恋の歌なのか、風景描写の歌なのか、よく分からない歌である。 この万葉歌で詠まれている 高家は多武峰の北斜面に位置し、飛鳥から談山神社へ通じる道が集落内を通っていることから、古代からそれなりに重要な場所だったようだ。 ■現地訪問 ![]() 村落の中で各方面からの道が交差する場所に石仏が並んでいた。 グーグルマップにも「地蔵尊石仏」として登録されていた。 趣のある風景であった。 ![]() 高屋の集落 どの家も立派な家屋だった。 ![]() 西方面、飛鳥へ通じる谷筋 ![]() 北向きも開けていた。見えるのは三輪山かな |