すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
武生(福井県越前市)
今回北陸旅行に行くまで知らなかったが、武生市はなくなったらしく、近隣自治体と合併して越前市になっていた。事前に訪問地の調べ物をしていて、本当にややこしかったのは、越前市のほか、越前町と南越前町が存在すること。どうしてこんなことになったのか。越前国の国府が置かれていた武生市は由緒があるので、そのまま武生市の継続でよかったのでは。 8世紀〜9世紀の民族歌謡である催馬楽には国府の武生の地名が登場する。 |
道の口 武生の国府に 我はありと 親に申したべ 心あひの風や さきむだちや | 催馬楽「道口」 |
武生を訪問した。 武生の町の中心部に昔の街並みを再現したエリアがあった。 ![]() 「蔵の辻」というエリア ![]() こんな武生の町を与謝野晶子が詠んでいる。 |
松かへで都のあらし山のごとまじる武生のみぞの両側 | 与謝野晶子 |