すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


武生(福井県越前市)




今回北陸旅行に行くまで知らなかったが、武生市はなくなったらしく、近隣自治体と合併して越前市になっていた。事前に訪問地の調べ物をしていて、本当にややこしかったのは、越前市のほか、越前町と南越前町が存在すること。どうしてこんなことになったのか。越前国の国府が置かれていた武生市は由緒があるので、そのまま武生市の継続でよかったのでは。
8世紀〜9世紀の民族歌謡である催馬楽には国府の武生の地名が登場する。


道の口 武生の国府に 我はありと 親に申したべ 心あひの風や さきむだちや 催馬楽「道口」
越前市役所の前に催馬楽の石碑があるらしい





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武生を訪問した。
武生の町の中心部に昔の街並みを再現したエリアがあった。


「蔵の辻」というエリア


日本海と畿内を結ぶ物資の中継点として栄えたらしい。





こんな武生の町を与謝野晶子が詠んでいる。


松かへで都のあらし山のごとまじる武生のみぞの両側 与謝野晶子


蔵の辻の場内に歌碑













ほとんど印象に残らない訪問でした






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