すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


玉手山(大阪府柏原市)




小さい頃、親にいろんなところに遊びに連れて行ってもらった。
柏原市の玉手山には「玉手山遊園地」というのがあって、遊んだ記憶が残っている。ただし「遊園地」といってもジェットコースターとかの乗り物がある「遊園地」ではなく、少し大きめの公園であったことから、最初、それらを期待した子供心を裏切られた思い出がある。
とてつもなく長い滑り台がこの遊園地の目玉であって、それはそれで楽しかった。

その玉手山遊園地もすでに無くなったらしい。




思い出の玉手山を望見


石川越しに遙かに眺めた。
普通の低山である。


インターネットで検索すると、玉手山は古代の古墳地帯であったり、戦国時代には古戦場になったとあった。




河内野片敷山の片岸に雪か花かと浪ぞよせくる 古今六帖

片敷山 ・・・ 玉手山のこと
なお、北麓の片山町は片敷山からきた呼び名




雲折りおり 適(まさ)に青葉見ゆ 玉手山 小林一茶(西国紀行)
寛政7年(1795)4月、藤井寺と道明寺を参拝した一茶は、
当時、すでに景勝地として知られていた玉手山を訪れた。
(柏原市のホームページより) 




 



西麓を北流する石川(一級河川、大和川へ注ぐ)には「玉手橋」が架かっている。
これは近鉄道明寺駅から玉手山遊園地への通行路として昭和3年に設置したもの。
レンガで装飾した吊り橋で、石川とともに素晴らしい景観となっている。



石川右岸から撮影


歩行者・自転車専用















玉手山といい、玉手橋といい、ネーミングがいいね






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