寿永元年の大嘗祭の主基国は丹波国であり、主基国の風俗や地名を織り込んだ歌としてこの歌が奏上された。
「八握り分の稲穂(八束穂)の長さ(長田)」の稲だとし、豊かな田んぼを表現している。
八握りの長さの稲穂がどれだけ素晴らしいことなのかよく分らないが、1000年前の丹波国の長田の地には豊かな水田が広がっていたのだろう。
え〜と、今回の訪問は福知山市長田の、現在の水田地帯を眺めようと計画していたが、結局たどりついたのは日帰り温泉の「福知山温泉養老の湯」となってしまった。
そのわけは次の通り
・前日、宿舎のビジネスホテルの部屋で深飲みし、前後不覚になって寝てしまった。せっかくホテル内の大浴場を楽しみにしていたのに残念と。
・風呂に入らないまま朝に出発したものの、真夏の旅で体が気持ち悪かった。
・地図で探すと、天橋立温泉の日帰り温泉が見つかった。これにしよう!
・天橋立の松林を歩き、汗だくになって天橋立温泉に向かったが、コロナ禍で臨時休業となっていた。
・ほかをいろいろと探したが、これというのがなく、気持ち悪いまま各地の訪問を続け、福知山市に至り長田へ向かっていたところ、京街道沿いのこの日帰り温泉に出会ったもの。
・とにかく早く風呂に入りたいと思って飛び込んだ次第。
・ところが思いのほか気持ちの良い湯で大満足した。真夏だったが、快適に入れた。調べると、温泉ランキングにも入賞しているらしい。
■ 福知山温泉 ・・・ 福知山市字長田81-13


京街道を車で走っていてこの看板が目に入った

城のような造りであった

真夏で大変だった

この日帰り温泉の前の谷筋に「養老水」という湧水があって、福知山藩主の飲料水になっていた。
これと関連するのだろうが、ここの湯名は「養老の湯」である。
現在は養老水公園になっていて、まだ湧水はあるらしい。
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