すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


天平(てんぴょう)の丘(栃木県下野市)







三月の薄墨桜を皮切りに咲き広ごれる天平の丘 篠弘(令和悠紀歌)


天平の丘公園、国分尼寺跡の南側に歌碑






令和の大嘗会、悠紀国は栃木県。

悠紀町斎田は高根沢町。

栃木市の天平の丘では風俗歌が詠まれた。

桜の名所として知られる「天平の丘公園」では、3月下旬に早咲き桜の淡墨桜の開花を皮切りに、関山や普賢象などたくさんの種類の八重桜が4月下旬まで咲き誇る。

花見に興じる市民の憩いの習俗が風俗歌に選ばれたようだ。











今回訪問したのは8月の盆休み。

耐え難き炎天下の公園に、子連れの親子が一組いただけで、まったく閑散としていた。


歌に詠まれた薄墨桜
古代の継体天皇お手植えの伝説がある岐阜県の薄墨桜を移植したもの



見事な葉桜であった
満開の頃はどんな様子だろうか



公園内に令和悠紀歌の歌碑












いつも思うのですが、「○○公園に歌碑が設置されている」という情報は、大変なことが多いです。

大きい公園では探しても探しても見つからず、地元の人に聞いても分からず、結局疲れ果てて諦めることもあります。

今回は訪問前にグーグルマップのストリートビューで設置場所を把握できていたのでスムーズにたどり着きました。

※歌碑の場所の経緯度は、36.384492, 139.811886








copyright(C)2012 すさまじきもの〜「歌枕」ゆかりの地☆探訪〜 all rights reserved.