すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


渡月橋(京都市右京区)




京都の桂川に架かる橋で、嵯峨野と嵐山を結んでいる。
嵐山観光を代表する景観である。






ここらは「嵐山」「嵯峨野」「大堰川」「小倉山」「亀山」といった文学史上の有名どころがひしめき合っている。







ただ、不思議に思うことが二つある。

@「渡月橋」そのものを詠んだ和歌や俳句が残っていないこと。(探せばあるのだろう)

A「渡月橋」の名称は、亀山上皇が曇りなき夜空に月がまるで橋を渡って行くように見えたことから「くまなき月の渡るに似る」と洩らされたことによるらしいが、それを記録した文献が見当たらないこと。(どこかにあるのだろう)





そういうわけなので、和歌の紹介は無し。











【後日追記】

「都名所図会」にて渡月橋を詠んだ歌を“発見”



渡月橋 は大井川にありて法輪寺へ渡る橋なり。一名は御幸橋・法輪寺橋ともいふ。
大井川遥かに見ゆるの上に行く人すごし雨の夕暮 京極為兼



国際日本文化研究センター














ブラタモリで採り上げられてました。





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