すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


新在家(和歌山市))




JR西日本、日根野電車区の新在家派出所。





105系と117系


南紀色に塗装。鉄道好きにはたまらない


103系、遠くに223系


和歌山新在家の車両基地は和歌山線を乗車時に窓越しに見ていたが、今回初めて車で来てみた。
ただし、この車両基地が目的なのではなく、ここが古代、紀の川河口にあった港の「徳勒津宮」の跡地で、同時に万葉集に詠まれた万葉故地であることから、万葉ゆかりの地巡りとして訪問。


「徳勒津宮」(トコロツノミヤ)は第十四代、仲哀天皇の熊襲征伐の際に出港した歴史的な場所らしいが、あんまり知らないし、それほど興味がないので割愛。


ただし、この車両基地の前の畑の中に徳勒津宮跡碑が立っていた。


こんなかんじ



と、電車が迫ってくる音が聞こえて、振り返ると

105系、和歌山色が通過〜









徳勒津宮を詠んだ歌として万葉集に次の歌が収録されている。


山越えて遠津の浜の石つつじ 吾が来るまでに含みあり待て 万葉集
(私訳)遠津の浜の岩ツツジよ、私が帰ってくるまで
つぼみのままで待っててくれ
 














昔はこんなところまで海だったとは





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