| 大阪府高石市、というか、厳密には和泉市になるのかも知れないが、現在の高石市取石のあたりに、古代の取石（とろし）池があった。 ここは、私の自宅から多分一番近い万葉故地である。 万葉歌に詠まれるだけあって、さぞかし風光明媚な池だったのだろう。 この取石池は戦後に埋め立てられ、食糧増産のために水田に変わったらしい。 今回は、取石池跡のすぐ近くの池を訪問し、古代の取石池に思いを馳せてきた。 取石池跡の周辺の池を見学。 なんという名前の池なんだろう。  堺泉北有料道路沿いの池  洪積層の信太丘陵の谷部分を堰き止めている。  刈り取り前の稲穂と池。 美しい写真になった。  向こうに見える丘は黄金塚古墳。 昔読んだ資料によると、考古学上、貴重な古墳であるらしいが、よく覚えていない。  煙突は「泉北クリーンセンター」。 あの辺りに取石池があったようだ。 取石池を詠んだ万葉歌 |
| 妹が手を取石（とろし）の池の波の間ゆ鳥が音異（ねけ）に鳴く秋過ぎぬらし | 万葉集 | |
| 取石池の波間に浮かぶ水鳥の鳴き声が、昨日までと違って聞こえるよ。 ああ、もう秋も過ぎてゆくのだなあ。 （ 泉北環境整備施設組合のホームページ） |
||
| この近くの2か所に万葉歌碑があるようだが、発見できなかった。 |
これは、泉北環境整備施設組合のマーク。
万葉歌の、水鳥と波間が描かれている。
とってもいいね
