すさまじきもの ~歌枕探訪~


妻木の山(岐阜県土岐市)







夜と共に住むは妻木の山なれば 鳴かでや鹿の秋を過ぐらん 源俊頼(散木奇歌集)



最近Googleの検索では、AIによる解説がなされ、それは実に的を射ているので驚いている。



『秋、鹿、鳴く』で検索


「秋に鹿が鳴くのは、雄鹿が雌鹿を求めて発情期に鳴くためです。この鳴き声は、秋の寂しい情景を象徴するような響きがあり、詩や歌にもよく用いられます」


さらに、

秋の季語 : 鹿の鳴き声は、秋の季語としてよく知られています

鳴き声 : 雄鹿は甲高い「フィーヨ~ン」などの鳴き声で、雌鹿にアピールします

鹿の鳴き声は、人間にも影響を与え、静けさや寂しさを感じさせることがあります



なるほど!よく理解できた。


さて上掲の歌は、妻木という山に棲む鹿は当然雌鹿を慕って鳴くのだろうという内容で、ちょっと強引な調子である。


妻木は、岐阜県土岐市にあり、中世、妻木氏が支配していた。妻木城が築かれたのが「妻木の山」で、現在は妻木城址として手軽なハイキングコースとなっている。



409メートルの城山山頂に妻木城が築かれた



山麓に妻木城御殿跡



屋敷や蔵の石垣が残っている



現地にあった、これは誰と誰なのかな



現地の案内板












朝の6時に到着しました





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