すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


妻の社(和歌山県橋本市)





はじめて聞いた時、「妻の社」とは何のことか分からなかった。
そんな変な名前の社が今でも橋本市にあって、そして結婚したい男性に大人気になっているという。
それはこの歌、

紀の国に 止まず通はむ 妻の社 妻寄しこせぬ 妻と言ひながら 万葉集
紀の国に通い続けよう。妻の社よ、妻をください。妻という名前なのだから

私の周りにも独身男子が数名おり、また中高年の婚活がブームになっていることから気になる万葉故地となっていた。


それで、思い切って2月の休みの日に行ってみた。

       





     

小高い丘の上に小さな祠があり、歌碑が二つ並んでいた。

ここには車で行ったのであるが、道幅が狭いため車を止めてハザードランプを付けたまま写真だけを撮りに行ったので、十分に観察できなかった。


橋本市観光協会のホームページによると、ここの名物(?)はハート形の絵馬で、JR橋本駅で購入できるらしい。



地元の橋本新聞から写真を拝借




ここに長居すると、婚活中の中年男性と間違われそうなので、早々に退散した。











とにかく、前の道幅が狭すぎて、大変でした。





copyright(C)2012 ゆかりの地☆探訪 〜すさまじきもの〜 all rights reserved.