すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


打田(和歌山県紀ノ川市)

平安時代の歌僧、西行の生誕地。
西行フリークの私にとっては、聖地ともいうべきトレジャーポイント。
昔はこの辺り一帯を田仲荘といい、西行の本家筋の徳大寺家の所領であり、西行は在地の領主として裕福に育った。


打田町は私の自宅からちょうど和泉山地を越えたところ。
暇な日曜日に行ってみた。

西行法師像。


像の台座部分に歌碑あり

嘆けとて月やはものを思はするかこち顔なるわが涙かな 西行(百人一首)


バス停も「西行法師像前」



中世の田仲荘は豊かな農地が広がっていたらしい。


紀ノ川の向こうに龍門山が見える。



紀ノ川の堤防から撮影。



一般的な田舎の風景。











この付近の竹房という集落の中に西行の歌碑があると聞いた。
車で向かったところ、道幅がどんどん狭まっていき、結局たどり着けず、あきらめた。


ちょっとこれは車で入れない



和歌山の観光協会から写真を拝借。


願わくば花の下にて春死なんその望月の如月の頃 西行

竹馬を杖にもけふはたのむかなわらはあそびを思ひ出でつつ 西行

歌碑が二基設置されている。
特に「竹馬を〜」の歌は、西行が子供の頃に竹馬で遊んだ思い出を詠んでいるのだが、それは田仲荘での幼いころの記憶なのかもしれない。







勝手にGoogleが写真を三枚つなげて、こんなパノラマ写真を作ってくれました。



       

 






意気込んで行った割にはあまり収穫感がありません。




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