すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


内山永久寺(奈良県天理市)




通りすがりの「ゆかりの地」。
『山辺の道』踏破中、ビニールハウスの畑の中を歩いていたとき、「内山永久寺」の案内板を見て、初めて知ったもの。

へ〜、明治時代に廃絶するまではそんなにすごかったんや!
とビックリした。

どんなにすごかったのかというと、

こんな大層な寺院がここにあった。


今はこんな感じ

ビニールハウスがそこらかしこにあった。



柿の木が多かったかな



奈良盆地方面



(案内板から)
西の日光 内山永久寺

 永久年間(1113年〜1118年)に鳥羽天皇の勅願により創建され、東大寺、興福寺、法隆寺に継ぐ寺領を有し、その規模と伽藍の壮麗さから西の日光と称された。
 しかし、明治の神仏分離令・廃仏毀釈により、壮麗を極めた堂宇や什宝はことごとく破壊と略奪の対象となり、仏像・仏画・経典などは国内外へ散逸した。
 いま各地に残る難を逃れた宝物と、この地に残る本堂池のみが、かつての大寺の栄華を伝える。

目を閉じてみてください。
通り過ぎる風のささやきが、
栄華の儚さをそっと語っているようです。


天理市・天理市観光協会



当時の本堂池が残っている。



上記の地図の真ん中付近に描かれている。



「内山永久寺記念碑」





松尾芭蕉の句が残っていた。


うち山やとざましらずの花ざかり 宗房(松尾芭蕉の旧号)


本堂池の池畔に句碑














昔は豪壮な建物があったが、今は跡形もない、
こういったパターンは気持ちが高ぶってきます。





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