すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
鴬の関(福井県南越前町)
(超マイナーネタ) 福井県南越前町に「関ヶ鼻」という地名がある。 昔、ここに関所が設けられていたそうで、関所の名前は「鶯の関」。 次の歌は室町時代の連歌師、宗祇は次のように詠んでいる。 |
鶯の 啼つる声に 仕切られて 行きもやられぬ 関の原かな | 宗祇(名所方角抄) |
意味は、春のウグイスの鳴き声があまりにも素晴らしいので関所を超えることができなかった云々、といったところ。 歌の中の「関の原」はのちに「関ヶ鼻」と呼び名が代わっている。 芭蕉は奥の細道で通過したが、ウグイスの声は聞こえなかったようだ。 そんな「関ヶ鼻」の「鶯の関」へ行ってきた。 ![]() 関ケ鼻町のキャラクターは蓮の葉と花のようだ。 ![]() そしてこれが「鶯の関跡」の石碑 車を停める場所がなかったので、車の窓から激写 ![]() 「鶯の関」は北国街道沿いにあった |