すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
鴬の滝(岐阜県関ケ原町)
とりあえず立て札
どんな所かというと、 ![]() これは旧東海道の橋の上から撮影 この先で滝になって落ちる ![]() 反対側から撮影 これでも約五メートルの落差があるらしい。 |
滝の全景。 滝の上には旧東海道の橋が架かる。 そのうしろの構築物は東海道新幹線が旧東海道を渡る橋梁。 新幹線はひっきりなしに通過していた。 こんな鴬の滝を詠んだ歌 |
夏来ては鳴く声を聞かぬ鴬の滝の水泡や流れ合ふらん | 一条兼良(藤川の記) |
里の名に聞く鴬がはな蔓(かづら)秋はすくなし春かけて鳴け | 覧富士記 | |
鴬が鼻という里の名に聞く鴬よ、もう秋の日は少なく、小春も 近いので、春を待ちかねて鳴いておくれ」(日本古典文学全集) |
実際に現地に行った人でないと、詠むことのできない、言わば旅人の特権のような場所かな。 差し当たり、地元一流の歌枕の地と言ってよいだろう。 |