すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


梅宮(京都市右京区)




京都市右京区の、桂川の左岸に鎮座する梅宮大社。
全国の梅宮社の総本山だという。
古代の橘氏の氏寺だったらしい。
酒の神様でもあると。
その他、もろもろの由緒ある神社とのこと。



いや〜、
梅宮社が全国にあるとのことだが、今までに梅宮社なる神社に行ったことがない。

古典、和歌の世界では、梅の名にちなんだものが詠まれている程度。


咲くやこの神も名におふ梅の宮御代の春べにあふはうれしな 宗良親王


さらにいま花咲く梅の宮ばしら たてても千代のさかりをも見め 慶有




そんな梅宮大社へ行ってきた。



参道



楼門



神楽殿



拝殿



やはり全国梅宮社の総本山、それなりの社格があった。

ただ、やはり梅宮には梅の花咲く時期に来るべきだったのだろう。
4月中旬の訪問であったが、なんとなく侘しいものがあった。



アヤメかカキツバタか分からないが、境内の片隅にきれいな花を咲かせていた。








都名所図会「梅宮」

国際日本文化研究センター















激戦区の京都ではなく、地方都市にあったら、それなりの存在感があったと思います。






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