すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
神功皇后が三韓征伐から帰ってきて、この地で応神天皇を産んだことから、「宇美」(うみ)という地名になったという。 神功皇后、応神天皇を祀り、もちろん安産の神様である。 私が訪問した日も多くの若いカップルが参拝していた。 ■宇美八幡宮 ・・・ 福岡県糟屋郡宇美町宇美一丁目1番1号 ![]() 社頭。 いい感じの写真が撮れた。 ![]() 社殿 ![]() 「湯蓋の森」 この楠の大木の下で、産湯を浴びたという伝説がある。 樹齢二千年、国の天然記念物 |
![]() 「産湯の水」 清水が湧いていた。 こんな宇美八幡宮を詠んだ歌 |
諸人を はくくむ誓 ありてこそ うみの宮には あとをたれけめ | 藤原家隆(萬代集) |
かけまくも 畏けれども 産の宮 我が皇神に しろしあらませ | 慈鎮(拾玉集) |
朝日さす 香椎の杉に ゆうかけて くもろずてらせ 世をうみの宮 | 西行(夫木和歌抄) |
あと、上記の「産湯の水」の入り口に歌碑があった。作者は誰か分からない。 |
宇美の里 八幡の神の みこころを わくや衣掛の 森のまし水 |
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