すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


魚津城跡(富山県魚津市)






もののふの鎧の袖を片しきて枕に近き初雁の声 上杉謙信


魚津城跡に歌碑



戦国武将の上杉謙信が戦いの束の間、魚津城にて詠んだ歌。

鎧を解かずに独り寝をしたものの、なかなか寝付けず、北方からやってきた初雁の声が近くに聞こえるという内容で、知勇兼備で聞こえた上杉謙信らしい情趣深い歌である。

歌の中に地名が詠み込まれているわけでないので放置していたが、魚津市の魚津城跡にこの歌の歌碑があるとの情報に接したので、北陸の旅の目的地に組み入れたもの。









■ 現地訪問

富山県魚津市本町1丁目10−39

魚津城跡に小学校が建てられている



「魚津城址見学の方は学校の事務室にお寄りください 学校長」
だれも生徒も大人もいなかったので、スルーして入った



7月に訪問したのにプールは荒れ果てていた
その後、グーグルマップで確認したところ、学校の表示がなかったので、廃校になっていたのかも



小学校の敷地内に魚津城跡の史跡が整備されていた



こんなパノラマ図(?)があったり、



こんな内容の濃い案内板があったり、



これも、絵図も豊富で、読みごたえがあった



上杉謙信の歌碑
学校のグラウンドの端にあった
















上杉謙信の辞世

極楽も 地獄も先は 有明の 月の心に 懸かる雲なし 上杉謙信







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