すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
ウェスティン都ホテル京都(京都市東山区)
Wikipediaより
浅学なのか、今回初めて俳人「日野草城」の名を知った。 WIKIPEDIAによると、
この日野草城が1934年に発表した「ミヤコホテル」は新婚初夜のエロチックな情景(当時)を詠みあげ、この連作は世上物議を醸した。 |
けふよりの妻(め)と来て泊(は)つる宵の春 夜半の春なほ処女(おとめ)なる妻と居りぬ 枕辺の春の灯(ともし)は妻が消しぬ をみなとはかかるものかも春の闇 バラ匂ふはじめての夜のしらみつつ 妻の額(ぬか)に春の曙はやかりき うららかな朝のトーストはづかしく 湯あがりの素顔したしく春の昼 永き日や相触れし手は触れしまま 失ひしものを憶(おも)へり花ぐもり |
日野草城 「ミヤコホテル」 10句 |
これは当時の都ホテル京都(現在のウェスティン都ホテル京都)を舞台としている。ただし、日野草城は新婚旅行をしておらず、これは完全なフィクションだという。(???) 実は子供が小さいころ、京都旅行でウェスティン都ホテルに泊まったことがある。四人で泊まれるかなり大きな部屋で、晩ご飯もホテル内のレストランでバイキング、翌日はホテルのプールで泳いだ。 子供が小さいときの楽しい思い出である。 |