すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


八重村(岡山県浅口市)






八重村に咲ける山吹幾年か飽かぬ匂ひの色を重ねん 藤原隆教(夫木和歌抄)


正安元年(1299年)、後二条天皇の大嘗会で詠進された。

「八重」は、八つに重なっていること、転じて数多く重なっている様子から、吉祥を表す言葉であるが、そんな目出度い言葉を村名とする村なので、当然、大嘗祭歌で詠まれたのだろう。




備中国名所考「八重村」 (新日本古典籍総合データベース)




この絵図を見ても、瑞祥チックな集落として描かれている。















(現地訪問)


八重村の現在の姿














平安時代ぐらいまで、この辺りは海が広がっていた。











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