すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


山中里(愛知県岡崎市)




東海道名所図会ネタ


山中里

藤川より一里ばかり東なり。農家に白苧染、苧の細工して売るなり。この辺り舞木村に山中忠重の古城あり。右の方岡山に舞木八幡宮立ちたまう。


おぼつかなこの山中に鳴く鹿のたつきもしらぬ声の聞こゆる 飛鳥井雅世(富士紀行)


旅衣たづきなしともおもほえず民も賑ふ山中の里 尭孝法印(覧富士記)



東海道の藤川宿を過ぎて、小さな峠のような地形を越えていくところが山中の里。文中の「農家に白苧染、苧の細工〜」とは何のことか分からないが、現在も旧街道沿いに民家が並んでいた。


2017年11月に名古屋から豊橋まで二泊三日で東海道を歩いた。二日目は知立から山中里まで歩き、名電山中駅から名鉄に乗って岡崎まで戻った。なぜか名電山中駅の写真が残っている。


旧街道沿いの街並みなどは、それなりに趣きがあって良かったのだが写真を撮っていない。
これは駅前の自転車置き場の写真。



倒れた自転車の写真。



改札の写真。



ホームの写真。

せめて特急通過の写真でもあればいいのだが、よく分からない写真ばかりである。











文中の「この辺りの舞木村」は現在、岡崎市舞木町であり、名古屋電鉄の車両基地がある。


東海道から写す。






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東海道五十三次の浮世絵で、「山中宿 商家」として描かれている。

Wikipediaより













ほとんど記憶に残ってません






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