すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
山辺の里(奈良県天理市)
古代日本で最初に設けられた街道は「山辺の道」らしい。 現在の桜井市辺りから竜王山などの西麓を北上して奈良市へ至る。 昨今では沿道の整備が進み、手頃なハイキングコースとなっている。 この「山辺の道」が通る天理市辺りを古来「山辺の里」といったそうだ。 昔の行政区としても、大和国の中に「山辺郡」があり、明治時代に「山辺村」となり、昭和になって周辺の自治体と合併して天理市となった。 天理市を訪ねてみた。 ![]() JR天理駅。 これはすごい!新幹線の駅かと思うぐらい駅のホームが長い! 写真に入りきらない程の長さがあった! (実際に運行されているJRの列車は2両編成) 町には天理教の施設が多かった。 ![]() 天理教協会本部 写真では分からないが、本当に巨大な建物であった。 その南の向いにあるのが、天理教教庁。 ストリートビューをはめ込んでみた。 |
なんとまあ、チベットのポタラ宮のようなスゴイ建物であった。 こんな天理市、昔の「山辺の里」を詠んだ歌。 |
霜こほる柴のさ枝やうるふらん 煙ぞしめる山邊の里 | 藤原家隆(壬二集) |