すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


山辺の里(奈良県天理市)




古代日本で最初に設けられた街道は「山辺の道」らしい。
現在の桜井市辺りから竜王山などの西麓を北上して奈良市へ至る。
昨今では沿道の整備が進み、手頃なハイキングコースとなっている。
この「山辺の道」が通る天理市辺りを古来「山辺の里」といったそうだ。
昔の行政区としても、大和国の中に「山辺郡」があり、明治時代に「山辺村」となり、昭和になって周辺の自治体と合併して天理市となった。




天理市を訪ねてみた。


JR天理駅。
これはすごい!新幹線の駅かと思うぐらい駅のホームが長い!
写真に入りきらない程の長さがあった!
(実際に運行されているJRの列車は2両編成)




町には天理教の施設が多かった。

天理教協会本部
写真では分からないが、本当に巨大な建物であった。



その南の向いにあるのが、天理教教庁。
ストリートビューをはめ込んでみた。




なんとまあ、チベットのポタラ宮のようなスゴイ建物であった。




こんな天理市、昔の「山辺の里」を詠んだ歌。


霜こほる柴のさ枝やうるふらん 煙ぞしめる山邊の里 藤原家隆(壬二集)







天理市のゆるキャラ「てくちゃん」と「りんちゃん」







町じゅうが天理教でした。









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