すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


山の井(大阪府泉南市)





大阪府泉南市、樽井にある「山の井」は、日本書紀にも登場するような由緒深い古跡である。



えーと、
なんというか、
早い話がとにかく、
神武天皇のお兄さん(五瀬命/いつせのみこと)が傷を負ってこの地に上陸。崖からしたたり落ちる水で傷を癒したもの。
樽井の地名は滴り落ちる水=垂井から転じたもの。



この辺りに、海に面した崖があったとのことだが、たしかに台地地形の様相が残っている。町全体が海に向かって傾斜しているような感じ。
写真ではよく分からないが。




【山の井】


樽井の町並み



坂のある旧村ってかんじ



こんな感じで史跡が整備されていた。
背後は一段高くなっており、「垂井」が滴り落ちていたのだろうか。



「山の井」碑



「五瀬命遺蹟」
五瀬命は、神武天皇のお兄さん



井戸があった。



これは何だろうか。



こちらは小さな「山の井」碑











こんな「山の井」を詠んだ歌


山のゐのみなとはなれて行く舟のあかても人にぬるるそてかな 藤原 光俊


山の井の史跡に歌碑






山のゐのみなとを今のたるゐとはむかしわすれぬ人もこそしれ 豊岡 尚資


山の井の史跡に歌碑



















このページ、ややこしいことを書かず、簡単に作りました。






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