すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


山の井清水(福島県郡山市)




予想外というか、予想通りというか。


朝一番のLCC航空のPEACHで大阪から仙台に飛び、レンタカーで東北自動車道を栃木県へ走り、殺生石や白河関から下道を北上し、福島県郡山市へ着いた頃に日が暮れた。
もとより訪問日は1月11日で、日が短いのは分かっていたが、当日は曇っていたのと、あと、なんと言っても居住地の大阪に比べて東に位置するため、日の入り時刻が約30分早かった。
当日の大阪の日の入りは17時06分に対し、現地は16時38分であった。
計算外のことで、これが誤算であった。





いや〜、何がなんだか分からない。
あと30分早ければ、なんとかなっていただろう。






「山の井清水」の由来が書いてあったが、車のヘッドライトを当てて写真を撮るのが精一杯であった。






これも
今となっては何の写真か分からない。






安積山公園の中に「山の井清水」(赤いカッコの中)がある。
現在地(黒いカッコ)から90メートルのところにあった。






山の井清水を詠んだ歌


山の井の水に映れる月影はぬれて曇らぬ鏡なりけり 能因法師

この日は曇っていたので、月影もなかった。




安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾れ思はなくに 万葉集

有名な歌であるが、それどころでなかった。












「山の井清水」は郡山市に二か所あるらしい。

今回は不運で(?)、きちんと「山の井清水」を鑑賞できなかったが、なんとか機会を設けて次回に再チャレンジしたい。











これはこれで楽しかったです




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