すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


弓削(ゆげ)(大阪府八尾市)

江戸時代に大和川が堺方面に流れを変える前、
旧大和川は柏原付近から北東へ流れ、上町台地の北側をまわって大阪湾へ注いでいた。

旧大和川は洪水で何度も流れを変えたが、だいたいJR志紀駅の辺りを流れていたらしい。


 真鉋持ち弓削の川原の埋れ木のあらはるましじきことにあらなくに 万葉集
旧大和川の弓削の河原に埋もれている木のように、二人のことはいつか皆にバレてしまうであろう。
※ 真鉋は鉋(かんな)で弓を削る意から、弓にかかる枕詞



JR志紀駅の駅前ロータリー(東口)に歌碑がある。


昔の堤防跡があるらしい。



駅の西口



国道25号線



弓削神社



本殿と鳥居だけのこぢんまりとした神社であった。



弓削は物部氏の一族の本拠地、らしい。




周辺の写真@(「弓削」会館)


周辺の写真A(陸橋)



 



 

 







現地に行ってみましたが、どうってことのない場所でした。

ただ、駅の西口に比べて東口は不自然に高くなっており、
昔の大和川の堤防跡のようでした。






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