すさまじきもの 〜歌枕
★
探訪〜
弓削
(
ゆげ
)
(大阪府八尾市)
江戸時代に大和川が堺方面に流れを変える前、
旧大和川は柏原付近から北東へ流れ、上町台地の北側をまわって大阪湾へ注いでいた。
旧大和川は洪水で何度も流れを変えたが、だいたいJR志紀駅の辺りを流れていたらしい。
真鉋持ち
弓削
の川原の埋れ木のあらはるましじきことにあらなくに
万葉集
旧大和川の弓削の河原に埋もれている木のように、二人のことはいつか皆にバレてしまうであろう。
※ 真鉋は鉋(かんな)で弓を削る意から、弓にかかる枕詞
JR志紀駅の駅前ロータリー(東口)に歌碑がある。
昔の堤防跡があるらしい。
駅の西口
国道25号線
弓削神社
本殿と鳥居だけのこぢんまりとした神社であった。
弓削は物部氏の一族の本拠地、らしい。
周辺の写真@(「
弓削
」会館)
周辺の写真A(陸橋)
現地に行ってみましたが、どうってことのない場所でした。
ただ、駅の西口に比べて東口は不自然に高くなっており、
昔の大和川の堤防跡のようでした。
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