すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
湯田(三重県明和町)
ま〜何というか、 今となっては、何がなんだか分からないが、 たまたま、鴨長明の伊勢紀に、「湯田の野にて、竹河をよめる」の詞書の歌が載っていたので、近くを通った際に寄ってみた。 まず、歌の紹介 |
竹河や ゆた野をみれば はるばると 山田の原の 松はくもれる | 鴨長明 |
この歌に出てくる地名の位置関係は下図のとおり![]() 「竹河」は斎宮の近くの川、「山田の原」は外宮あたり。 伊勢街道はその間を今の近鉄線に沿って南側を通っている。 「湯田」は伊勢街道から少し離れているので、どうしてこんな歌が詠まれたのかよく分からないが、あまり考えないようにしよう。 湯田には「湯田神社」という伊勢神宮の摂社がある。とりあえず湯田神社に行ってみた。(地図の赤い旗のところ) ![]() 田んぼの真ん中にこんもりとした森があって、 ![]() どこが入口だか分からなかったが、駐車スペースがあり、そこから小道が続いていた。 ![]() 入口。 右の四角柱の石に「湯田神社」と刻まれているが、入口に案内表示ははこれだけ。 ![]() 社殿が右側にあるが、ここも伊勢神宮と同じように定期的に右と左に遷宮するのかな? もしかすると、鴨長明はここに来たのかもしれない。 ![]() 歌の詞書のように、湯田から竹河方面を望む。 一般的な田舎の風景があった。 |