すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


御蔭山(京都市左京区)







京都の賀茂神社といえば、平安京遷都のはるか前から鎮座していて、古代の山城国の豪族の祭祀を司ってきたという。その加茂の大神が降臨したのが御蔭山(みかげやま)とのこと。
御生山(みあれやま)とも呼ばれる
その御蔭山は下賀茂神社の御神体となっていて、現在でも麓にある御蔭神社では下賀茂神社と連携した神事が催されている。


今回、車で行ったのだが、御蔭神社へは車は通行できず、このため国道367号線から高野川越しに写真を撮った。
多分、御蔭山は矢印の山で、その下に御蔭神社があるはず。


こんな御蔭山を詠んだ歌


そのかみの 御蔭の山の もろ葉草 けふはみあれの しるしにぞとる 中原師光


契りをきて くもらぬ神の みかげ山 むかしの跡ぞ 今もかしこき 藤原為家


葵ぐさ とるや御蔭の 山辺には 月の楓も ことにみえけり 藤原清輔(夫木和歌抄)


かけて祈るそのかみ山の山人と人もみあれのもろかづらせり 飛鳥井雅経(新勅撰和歌集)












東山三十六峰の二番目らしいです






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