すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


紫野(京都市北区)




船岡山の東北一帯の洪積台地。
今宮神社や大徳寺のある地域。
もとは朝廷の狩猟地であった。
ただし、万葉集の額田王が詠んだ「あかねさす紫野行き〜」の紫野ではない。(これは滋賀県)










こんな機会でないと行くこともないので、紫野の大徳寺に行ってみた。


本当に広大な敷地であった。
紫野高校の敷地もグランドも元は大徳寺であったことが分かる。


Wikipediaに解説してもらおう
【大徳寺】
京都でも有数の規模を有する禅宗寺院で、境内には仏殿や法堂(はっとう)をはじめとする中心伽藍のほか、20か寺を超える塔頭が立ち並び、近世寺院の雰囲気を残している。大徳寺は多くの名僧を輩出し、茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に多大な影響を与え続けてきた寺院である。本坊および塔頭寺院には、建造物・庭園・障壁画・茶道具・中国伝来の書画など、多くの文化財を残している。なお、大徳寺本坊は一般には非公開であり、塔頭も非公開のところが多い。

このとおり、大徳寺をはじめ、その他の塔頭も非公開で門を閉ざしていたので、結局大徳寺の境内の道を歩いてきただけで、何も見るものがなかった。


こんな様子であった

今宮門前通りを北から南を写す。
右手が紫野高校。道路の先は船岡山。



大徳寺の敷地内



これも



これも



これも



どうも観光地ではないようで、閑散としていた。



これは柵の外から撮影



観光地化していない巨大寺院は、それはそれで趣きがあった。



なお今回の目的は、大徳寺訪問ではなく、大徳寺がある、昔は紫野であった場所の訪問なので、目的は達成した。



こんな紫野を詠んだ歌


わが宿の松にひさしき藤の花むらさき野には咲きやしぬらん 壬生忠見

藤の花の色である紫を掛けている



白砂の豊みてぐらをとりもちていはひぞそむる紫の野 藤原長能

この歌の説明はむつかしい





















都名所図会 「大徳寺」

国際日本文化研究センター






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自動車評論家で、徳大寺さんていました。
今回も大徳寺なのか徳大寺なのか分からなくなりました。






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