すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
紫野(京都市北区)
船岡山の東北一帯の洪積台地。 今宮神社や大徳寺のある地域。 もとは朝廷の狩猟地であった。 ただし、万葉集の額田王が詠んだ「あかねさす紫野行き〜」の紫野ではない。(これは滋賀県) こんな機会でないと行くこともないので、紫野の大徳寺に行ってみた。 本当に広大な敷地であった。 紫野高校の敷地もグランドも元は大徳寺であったことが分かる。 Wikipediaに解説してもらおう
このとおり、大徳寺をはじめ、その他の塔頭も非公開で門を閉ざしていたので、結局大徳寺の境内の道を歩いてきただけで、何も見るものがなかった。 こんな様子であった 今宮門前通りを北から南を写す。 右手が紫野高校。道路の先は船岡山。 大徳寺の敷地内 これも これも これも どうも観光地ではないようで、閑散としていた。 これは柵の外から撮影 観光地化していない巨大寺院は、それはそれで趣きがあった。 なお今回の目的は、大徳寺訪問ではなく、大徳寺がある、昔は紫野であった場所の訪問なので、目的は達成した。 こんな紫野を詠んだ歌 |
わが宿の松にひさしき藤の花むらさき野には咲きやしぬらん | 壬生忠見 |
白砂の豊みてぐらをとりもちていはひぞそむる紫の野に | 藤原長能 |