すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


渚の森(和歌山県那智勝浦町)



那智大社への参詣道にある補陀洛山寺の境内にあった森。
いまでも根元から二つに分かれた樹齢800年の大楠木があったり、なにかと由緒有り気な雰囲気。



駐車場から写す


その反対側



むらしぐれ いくしほ染めて わたつみの 渚の森の 色にいづらむ 衣笠内大臣(続古今集)




補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
「補陀洛(ふだらく)」とはサンスクリット語の観音浄土のこと。



「世界遺産」に指定されている。


そして、この補陀洛山寺の隣には浜宮大神社が鎮座。

那智の大社と青岸渡寺が隣同士で並んでいるように、ここでも神と仏が並んでいる。
昔は「浜の宮王子」として熊野九十九王子の一社であった。


この写真の右手が樹齢800年の大楠木。





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いろいろ書きたいことがあるが、特に平維盛の入水のこととか、補陀洛伝説のこととか、それらは「錦の浦」(那智海岸)の項で詳しく書いていこう。














補陀洛への渡海船を復元した原寸大の屋形船が
保存されているらしいです。一度見てみたいです。






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