和歌の浦(和歌山市) その2




片男波公園の中に「万葉館」がる。


入場料無料で、結構楽しめた。


その先を行くと「万葉の小路」があった。


万葉歌碑が5連チャン(6歌)である。


 衣手の 真若の浦の 真砂子地 間無く時無し わが恋ふらくは


玉津島 よく見ていませ あをによし 平城なる人の 待ち問はばいかに
玉津島 見てし善けくも われは無し 都に行きて 恋ひまく思へば
の二首


 名草山、言にしありけり わが恋の 千重の一重も 慰めなくに


若の浦に 袖さへ濡れて 忘貝 拾へど妹は 忘らえなくに


若の浦に 白波立ちて 沖つ風 寒き暮は 倭し思ほゆ


砂浜に出てみた。
おっと、この方角は海南市。
「黒牛潟」「名高」「藤代」の歌枕がある。
ここら辺は歌枕の宝庫である。


反対側(東向き)
この先の「雑賀」も歌枕。

この日はまだ海開きしておらず、人もまだらであった。


片男波海水浴場。
夏になれば、海水浴客でいっぱいになる。



(再掲)
 
若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴鳴き渡る


この「和歌の浦」の歌から地名が二つ生まれている。

  「片男波」 ・・・ 潟を無み(干潟がなくなった)
  「あしべ」 ・・・ 葦辺(アシの生えているところ)





その他、「あしべ焼」なるものを発見。

別の日にバスに乗っていて発見した。

       
かまぼこ「あしべ焼」。

海外沿いの道を「あしべ通り」と言う。









夕方から和歌の浦でウナギ釣りをしました。
家の近くの山にミミズを採りに行き、エサにしました。
結果は、ウナギは釣れず、キビレ30㎝超一匹でした。
(ミミズで釣れました)


夕方到着。


キビレは汽水域にいる魚です。
チヌ(クロダイ)と違い、食味はイマイチです。
これも、ゴムみたいな食感で、家族の不評を買って、結局だれも食べませんでした。










紀伊国名所図会「芦辺浦」 (国立国会図書館)

芦辺をさして鶴が鳴き渡っている様子









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